フランクフルト書籍見本市

フランクフルト書籍見本市(Frankfurter Buchmesse)に行ってきました。

 

本当に久しぶりで、1990年代の数年間毎年訪れていた時期以来の訪問です。

当方サロンで紹介・販売している日本の風景写真や京都本の発刊元である 京都の美術出版社の

編集長が来独されることになり、そのサポート担当役(頼りない通訳兼案内役)のために久々の

出張仕事となりました。

 

今や欧州中央銀行本店があるゆえに 金融の中心地となったフランクフルトは、東京の大手町の

ように高層ビルが立ち並び、市内を走っていた市電はほとんど姿を消して S-Bahn とU-Bahn が

取って代わり市内と近郊を結んで縦横に走行しています。

 

この出張の準備のために、航空券の予約やホテル予約、見本市の入場券手配をする訳ですが

当然いまどきは全てネット予約・e-Ticket取得・その他情報は全てネット上で・・ということになって

いて、『パソコン幼稚園年長組レベル』としては もっとパソコン+いまどきの通信機器を使いこなせる

ようにならねば・・・とまたまた課題が増えるばかり。

 

『世界最大の書籍見本市』ですので、5日間の会期中に世界中から出版関係者が集まります。

この時期に合わせてノーベル文学賞が発表され、ドイツ国内の様々な書籍賞も授与されます。

 

毎年テーマ国が決められていて、今年はブラジル。万博のパビリオンのようにテーマ国エリア

ではさまざまなイベントが終日開催されます。 

 

上記の画像はブラジル館の内部。

段ボールのユニットで造られた壁面書棚や不定形の机にさまざまな出版物が並べられ、

本読む人を象ったクッションの山に寝転んだり、段ボールの椅子やハンモックにぶらさがって

人々が本を読んでいます。

 

会場内部のレストランのメニューにもブラジル料理があったり、フランクフルト市内の書店は

もちろん 美術館・博物館でもブラジルをテーマにした企画を打ち出しています。

 

 

日本エリアは、縮小気味とのこと。

確かに 中国には押されている印象。

台湾 韓国も頑張って華々しいブースの様相。

 

マンガ展示ブースは問題なく大人気ブースでこれは別格。

ドイツの青少年向け書籍エリアにマンガやフィギュアが

たくさん紹介されていて、これを狙って週末に(一般公開は

週末のみ)マンガファンが訪れるとのこと。

国際交流基金のブースで、日本の様々な書籍や雑誌が

紹介されています。京都の編集長氏社の写真集も複数

含まれていてびっくり(展示される知らせは無かったとの

こと)。

 

何といっても『日本語』の難しさというか、-ユニークネス

=唯一無比←他に類の無い言語-というか、ともかく未だ

『言葉の壁』が高く立ちはだかっているので、どうしても

この版権販売交渉の場では、海外好きの日本人への

版権を買う流れが優勢で、日本文化を海外に という売り

の流れ(交渉そして翻訳含む)は小川の如き細い流れに

なっていることを痛感。

とはいえ 日本のマンガやアニメファンのおかげで 日本語と日本に興味を持つドイツ人は

増えているので、在留邦人としては日本文化を紹介する活動を地道に進めていく使命を

感じている次第。

 

何より マンガとアニメのタイトルを少しずつでも覚えねばなりませんぬ。

”ワンピース”を洋服だと思ったり、”ナルト”で鳴門巻きしか連想できないようでは マンガや

フィギュアを扱う資格がありませぬ~。